ART RUSHのパーマ
髪が細くてもパーマが長持ち?ダメージ修復ができるパーマの秘訣とは?
ART RUSH では様々なメーカーのパーマ液を組み合わせ、「クリープ」という現象を駆使してパーマをかけています。クリープ現象を使ったパーマは、
(1) どんな髪質でもパーマが大きくかかる
(2) 持ちが良く時間が経っても伸びない
(3) パーマをかけながらダメージ修復ができる
という素晴らしい特徴を持っていますが、手順や薬剤のコントロールが難しいため、技術力の高いサロンでなければこの手法を上手く使いこなすことができません。ではなぜ、クリープ現象を使えば理想的なパーマが実現できるのでしょうか?まずはパーマがかかる仕組みを、順を追って見てみましょう。
1. プレ処理剤
事前にタンパク補助等「プレ処理剤」をつけ、髪をダメージ
から守る処理を行います。
2. コスメ
パーマ液とトリートメント剤の中間のようなクリーム状の薬
剤をつけ、髪を修復します。この後、パーマロッドへ髪を巻
いていきます。
3. パーマ液(1液)
次に「1液」と呼ばれるパーマ液を塗布します。これは髪の
中にあるS-S 結合 (シスチン結合) を切る役割を担っています。
4. パーマ液(2液)
少し時間をおいたら1液を洗い流し、今度は「2液」を塗布
します。この2液は、一度切ったS-S 結合を別の部分と繋ぎ
合わせ、そのまま形状記憶させます。これによって髪を自由
自在に曲げることができるのです。
「クリープ現象」はこの1液と2液の間に起こすことができます。通常のパーマは上の図のように、S-S 結合を切った後、2 液を使って結合部分のみ「点」でしか繋ぎ合わせていません。ただ、これでは繋いでいる部分が脆く、時間が経つに連れてもとに戻ってしまいます。
クリープ現象とは、2液の時に結合部分のみならず細胞間質も繋ぎ固める「面結合」のことを指します。これにより強い形状記憶が行われるため、持ちが良くとれないパーマを実現できるのです。また、ART RUSH では1液と2液を液体のままではなく泡状にすることで、パーマをかけたい所だけ塗布し、髪へのダメージを最小限にとどめる工夫をしています。
髪が細いけれどルーズなパーマをかけてみたい、長期間崩れないパーマをかけたい、髪のダメージが少ないパーマをかけたい、そんな願いを叶えてくれる最先端の技術がここにあります。